青春のアフター 読了感想
ツイッターのプロモーションで始めを読んで気になったので全部読んでみた。
全4巻と1巻の同人誌があって、同人誌の方は"もしハッピーエンドがあったなら"というIFストーリになっている。
◆感想
物語としてはビターエンドになるらしい、そして読後感を表すなら「後味が最悪の胸糞漫画(褒め言葉)」となる。正直、出会わなければ良かったと思える作品
・ざっくりとしたあらすじ:
高校生の鳥羽まことは、クラスメートであるヒロインの十和さくらに片思いをし交流を重ねていく。
しかし、あるとき十和さくらが同じクラスの倉橋辰巳に告白しそれを受け入れる場面を目撃する。
鳥羽は、咄嗟にその場面の邪魔をし、怒ったさくらはその場から立ち去ってしまう。
さくらを追いかけた鳥羽は、さくらに対し邪魔をした言い訳と、苦し紛れの告白を行う。
その言葉に怒ったさくらは鳥羽を責め「鳥羽なんていなくなっちゃえばいいんだ!!」と叫ぶ
そう叫んだ瞬間、さくらはまことの前からいなくなり、そのまま行方不明となってしいまった。
それから16年後、大人になり恋人との同棲生活が始まるというタイミングで突然、あの日いなくなったさくらが現れる・・・
---あらすじここまで---
という出だしのSFラブロマンス物語
久々にこの後の展開が気になって一気に追いかけたストーリーに出会えた気がする。
因みに、ネタバレするとさくらはタイムスリップができる体質を持つ一族で、タイムループものとなる、ただしタイムループ(読み直し)するのは読者だが。
でも最後まで主人公:鳥羽の考え方と行動にモヤモヤが残り、スッキリしないまま終わってしまった。(とりあえず、さくらが帰ってきた段階で関係者集めて正直に話し合おう。な?)
まあ登場人物全員が、全て完璧な選択を取るのも変だけどなんかもっとこう・・・うまくやれたでしょ?って気になってしまう。
むしろ全て最悪な選択肢を選んだ結果、あのエンドに行き着いたのでは?とさえ思えた。
どうやら自分はハッピーエンドが好きみたいで、どうしても登場人物が全員丸く収まる事もできたんじゃないかというルートを考えてしまう。
色々突っ込みどころとか、話の展開が急すぎて違和感とかあるけど、全4巻の漫画だし
しょうがない感じはするが・・・
とりあえず鳥羽は殴りたい、さくらのことはフォローするなんて言っておいてその後にめんどくせぇ~って言ってるのとかなんかムカつくから。
(32歳のおっさんが天涯孤独となった16歳の少女に対してなんてことを・・・って思える場面が多すぎて・・・ムカつきますねこれは)
「青春のアフター」のアフターを読みたい
(あのあと、「彼ら」「彼女ら」はうまくやれていったのだろうか、そこだけが気になる)